第33回中国地区国語教育研究大会
確かで豊かな国語力の育成 言葉による見方・考え方を働かせ、深い学びをつくる国語科授業を求めて

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申し込み締め切り
令和5年1月31日

  • ※公開授業への参加は県内の関係者(指導助言者、岡山市国語役員、岡山県国語役員)のみ
  • ※お申込みいただいた方は、当サイトにて無料で動画資料・資料ダウンロードが可能です。

ご挨拶

中国地区の小・中学校で国語教育に携わっておられる多くの皆様のご尽力により、第33回中国地区国語教育研究大会(岡山大会)を開催することができますことに、心より感謝申し上げます。

新型コロナウイルス感染症との戦いが長期にわたり、感染拡大状況が未だ予断を許さない状況にある中、本大会は、対面とホームページ上での開催とを組み合わせた形で開催することとなりました。このことに伴い、講師の先生、提案者、授業者、指導・助言の先生方、ご参会の先生方、それぞれにいろいろご無理をお願いすることとなりました。皆様のご理解とご協力によりまして、今回の研究大会は成り立っております。

岡山大会の開催に向けて、私どもは、三つのことを大切にしてまいりました。

一つ目は、コロナ禍の状況下において開催することのできる形態や形式を工夫することです。

二つ目は、小学校と中学校の共同(協働)による研究発表とすることです。

三つ目は、大会主題「確かで豊かな国語力の育成」を、今、小・中学校の国語科教育に求められている課題と結び付けて提案することです。

国語科の授業の目的は、国語の学力を習得させることです。文部科学省は、学力の重要な3つの要素として、
①基礎的な知識・技能
②知識・技能を活用し、自ら考え、判断し、表現する力
③学習に取り組む意欲
を挙げています。(学習指導要領「生きる力」改訂の基本的な考え方)

「なんの学力もつかないのでは、それは単なる生活の断片というわけで、学習生活の断片ではありません。(中略)教室では何もかも学力に直結していないといけないので、みんながいろいろなことが話せたからいいというわけにはいかないと思います。それによって、話し合いの力がついたというのでなければ、活発にものを言っていたからいいということでは、生活指導としてはよかったかもしれませんが、学習にはならないと思います。」(大村はま 広島県大下学園国語科教育研究会における講演 1992 年)と言われるように、国語科の授業を通して国語の力を確かに習得させることは、私たちの責務です。しかし、それは、遥かな道のりです。本大会の授業者、提案者をはじめ、研究に関わった全ての方々が、そのことを実感しておられることと推察いたします。

ご参会の皆様におかれましては、本大会における提案や公開授業において、どのような学力を目指すか、どのような学力が生徒の身に付くか、そしてそのことをどのようにして確かめるか、というような視点から、忌憚のないご意見、ご批評を賜りたいと存じます。そして、本大会の成果と課題が令和6年度山口大会に何かの形で生かしていただくことができましたら、幸甚に存じます。

本大会の開催に当たり、多大なご支援とご指導を賜りました文部科学省、岡山県教育委員会並びに中国地方各県教育委員会、岡山市教育委員会、各種関係教育団体の皆様に心より御礼申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

第33回中国地区国語教育研究大会(岡山大会)大会長

岡山県中学校教育研究会国語部会会長

岡山県中学校国語教育研究会会長

森川 靖志

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